掲載年度 2017
オンリーワンの表面硬質化技術で可能にした透明のPC樹脂パネル
株式会社レニアス
特殊なコーティングで、傷に強く可視性の高い樹脂パネルを生産
建機キャビンの窓やルーフ、バスや新幹線、ゴルフカートの窓などに使用される、ポリカーボネート(PC)樹脂素材の透明パネルを製造・販売する株式会社レニアス。
PC樹脂はガラスに比べて半分ほどの重さで、衝撃に対する強さは約250倍だが、傷に弱く、摩耗すると曇ったように視界が悪くなる特性をもつ。同社は、オリジナルの特殊コーティング技術によって、この弱点の解消を実現。
2005年に印刷から成形、コーティング、切削まで一貫生産を行う独自工程を確立した。その後、赤外線カットと樹脂の硬度をさらに高める技術開発にも成功。特に国内建機メーカーでのシェアは9割を誇る。製品開発力や品質は、国内外から高く評価されている。
2017年には、米国イリノイ州に現地法人を設立し世界での活躍の幅を広げている。
PC樹脂はガラスに比べて半分ほどの重さで、衝撃に対する強さは約250倍だが、傷に弱く、摩耗すると曇ったように視界が悪くなる特性をもつ。同社は、オリジナルの特殊コーティング技術によって、この弱点の解消を実現。
2005年に印刷から成形、コーティング、切削まで一貫生産を行う独自工程を確立した。その後、赤外線カットと樹脂の硬度をさらに高める技術開発にも成功。特に国内建機メーカーでのシェアは9割を誇る。製品開発力や品質は、国内外から高く評価されている。
2017年には、米国イリノイ州に現地法人を設立し世界での活躍の幅を広げている。
「安全と信頼のモノづくり」を通して、人と地球に優しい未来を創造
1976年に尾道市高須町で西日本ガスケット株式会社を設立。主にトラクター等の農機部品の製造を手掛けた。
1988年、炭素繊維やPC樹脂など新素材の研究開発を目的とする工場を新設し、1991年に社名をレニアスへ変更。1995年、本社を現在の小原工業団地に移転した。2014年には、大型パネルの成形機を導入し、厚さが均一で歪みの少ない大判PC樹脂パネルの製造に成功。2015年には、栃木県小山市にバス窓枠の生産拠点として小山工場を設立。2017年、米国イリノイ州に営業拠点となるRENIAS AMERICA,INC.を設立した。
安心と信頼のモノづくりを通して、人と地域に優しい未来を創造していく。
社名の「RENIAS」はRE=REACTIVE(反応の早い)NI=NICETY(正確さ)AS=ASSOCIATION(連合)という三つの言葉から成り立つ。
時代の流れを敏感に感じ取り、独自技術を磨くことで、新分野への事業展開を進めている。
1988年、炭素繊維やPC樹脂など新素材の研究開発を目的とする工場を新設し、1991年に社名をレニアスへ変更。1995年、本社を現在の小原工業団地に移転した。2014年には、大型パネルの成形機を導入し、厚さが均一で歪みの少ない大判PC樹脂パネルの製造に成功。2015年には、栃木県小山市にバス窓枠の生産拠点として小山工場を設立。2017年、米国イリノイ州に営業拠点となるRENIAS AMERICA,INC.を設立した。
安心と信頼のモノづくりを通して、人と地域に優しい未来を創造していく。
社名の「RENIAS」はRE=REACTIVE(反応の早い)NI=NICETY(正確さ)AS=ASSOCIATION(連合)という三つの言葉から成り立つ。
時代の流れを敏感に感じ取り、独自技術を磨くことで、新分野への事業展開を進めている。
POINT
レニアスにしか作れない、国内随一の大判で可視性の高いPC樹脂
- 表面保護のために
ガラス並の硬度強化を可能にする、
世界に誇る独自のコーティング技術を確立 - 生産期間の短縮や品質保証を実現する
PC樹脂加工一貫システムを保有。
製造機械も自社で設計 - ガラス窓からPC樹脂窓に変えることで
車体全体の軽量化を実現。
燃料効率アップに役立っている
自身が開発した技術を市場で見つけた時の大きなやりがい
- 開発設計Group
- 足立 真希さん
庄原市の広島県立大学生物資源学部を卒業後、東京の大学で研究を続け、結婚を機に夫の勤務先である東広島市西条に転居。産業技術総合研究所で4年ほどバイオエタノールの研究に携わり、2015年にレニアスに入社。
インタビュー