佐藤産業株式会社 | びんごライフ

《掲載年度 2020》

女性向けのおしゃれな家具を国内外に企画開発、卸売

佐藤産業株式会社

「あったらいいな」を叶えるオリジナル家具を尾道から世界に発信

大手家具メーカーのニーズに沿ったオリジナル家具の企画販売、卸売を手がける佐藤産業。
「地域に新しい産業を生み出そう」と、編笠や帽子の製造・販売を始めた同社。
市内に創業者の銅像があるほど、地域への貢献度は高い。
その強みは、大正7年の創業以来培ってきた豊富な経験と企画力。
そして、ベトナムに自社工場を持ち、中国や韓国にも販売拠点を持つなど、世界を舞台に高品質でリーズナブルな製品を提供できるネットワークだ。
また、都会では難しい大規模な倉庫を尾道に構えることで、都市部の顧客に代わって在庫管理や発送を手がけるなど、柔軟で総合的なサービスも提供できる。
近年ではグループ会社も設立し、ハウスメーカー向けの家具製作ツールを開発するなど次々と新しいことに挑戦している。
持前の企画力で次は何を展開するのか、目が離せない企業だ。

ヒット商品を作るやりがいとワークライフバランスを両立

尾道の本社は、日本のトレンド情報を元に新しいモノを生み出す企画部隊。
商品企画に携わるスタッフは、日々、ECサイトの口コミや顧客である家具メーカーのバイヤーの話から情報収集し、自分が生活の中で気づいたことなども反映させながら、若い女性が本当に求めるモノを作り出す。
ヒットすれば売上とともにユーザーの反響もダイレクトに伝わってくる、やりがいのある仕事だ。
いかにも責任重大で忙しそうだが、プライベートな時間もしっかり確保できる。
佐藤産業にはノー残業デーがあるが、普段から残業は少なく、18時には社員の多くが退社している。
また、自分で仕事の調整ができるため、有給や長期休暇も取りやすい。
背景にあるのは、「人を幸せにすることが、私の幸せです」という社長の考え方。
顧客だけでなく社員も幸せになれるよう、業務を共有して休みを取りやすくするなど、一人一人が無理なく仕事に集中できる環境を作っている。
働く人たちの成長があってはじめて、企業としても成長できる。
それが佐藤産業が大切にしている思いだ。

尾道から世界へ、企画力を生かして女性向けのオリジナル家具を発信