技術者としての経験も生かし 業界をリードするAI技術を推進
昨年度までは、技術部で国内外の船舶の非破壊検査に携わっていた福田さん。
「文系出身なので資格試験は難しいかと思いましたが、高校1年レベルの数学や物理の知識があれば大丈夫。社内で勉強会もあるので、合格することができました」と語る。
技術部時代に楽しかった思い出は、セブ島への出張だ。
テクノス三原には中国とフィリピンに現地法人があり、技術者は交代で3ヵ月程度、現地に滞在して業務に当たる。
「空き時間に同僚とゴルフや観光ができて楽しかったですね」と笑顔で話してくれた。
今年度からは営業開発部に転属。
国際機関で船舶検査に関するルール改正があったときに、情報をいち早くチェックしてスムーズな業務進行をサポートする。
もう一つ、新たに発足したAI推進室長にも任命された。
「非破壊検査は、人の技術に頼ったアナログ的な側面が強いのが現状です。それを時代に合わせて進化させるための研究を、大学などと協働して推進するのが僕の仕事です」と福田さん。
テクノス三原は、現在も世界トップシェアを誇るハッチタイトネス検査で新たな検査方法を生み出し、日本国内検査承認第一号を取得した歴史を持つ。
それだけに、世界に先駆けて次世代の技術を創造するのは自分たちだという自負がある。
「責任重大ですが、信頼できる同僚に支えられています。会社でやっさ祭りに参加したり、同僚たちと野球を楽しんだりと、社員同士の仲がいい会社です」と話してくれた。