掲載年度 2019
社会福祉法人尾道さつき会|すだちの家 食品担当
前田 美帆 さん (23歳)
大学で福祉を学んだ後、特に関心の高かった発達支援分野の仕事ができる尾道さつき会に入社を決めた前田さん。
事業所が多くあり、色々な場所でたくさんの経験を積んで成長できる環境であることも大きな魅力だった。
就職を機にひとり暮らしをしてみたいという思いもあり、広島市内の実家から車で1時間程度という距離感もちょうど良く、
スムーズに新生活をスタートできた。
利用者と一緒にパンやクッキーを製造し、御調(みつぎ)町の道の駅や病院に納品。
週4回、近くの高校や高齢者施設で移動販売を行う。特にあんぱんは地元でも人気だ。
オリジナル配合の粉づくりに挑戦したり、ロールパンの種類を増やしたりと商品開発にも取り組む。
どんなに忙しくても笑顔と、噛み砕いた言葉で利用者とコミュニケーションをとることを心がけている。
「利用者さんとうまくコミュニケーションがとれない時などに落ち込んだりすることもありますが、自宅に戻って好きな動画などを見て
ゆっくり過ごせば、切り替えできます」と明るく話す。
自炊と十分な睡眠で体調管理も怠らない。
ゆっくりとした時間が流れ、規則正しい生活を送りやすいのもびんごライフの長所のひとつだ。
すだちの家ではパンなどの食品製造以外にも、野菜の水耕栽培なども行なっており、成果物の販売を通して地域とのつながりも深い。
「おいしいねー」、「来週も楽しみにしてるよ」という声が、前田さんにも利用者にも大きな励みとなっている。
将来は学生時代取得した社会福祉士の資格を生かせる、相談支援業務など、仕事の幅を広げていきたいと考えている。
事業所の枠を超えて、同期や他のスタッフとの交流機会をもっと増やし、公私ともさらに充実させ、頑張っていきたいと
目を輝かせた。