掲載年度 2019
社会福祉法人尾道さつき会|星の里小規模多機能型居宅介護支援事業所 サブリーダー
村上 隼斗 さん (24歳)
「高校生の時は出たくてたまらなかったのに、進学で地元を離れてみて尾道の良さが改めて分かったんです」と村上さん。
学生時代お金もないのに、ただ海が見たくて電車で帰ったこともあった。
周りの友人もUターンした人が多いという。
「どこから来たの?」と聞かれた時、「広島(もしくは広島県)」ではなく、必ず「尾道」と答えるのは、
地元愛の強い尾道人あるあるだと教えてくれた。
卒業論文で尾道市の高齢化について触れたこともあり、地域貢献したいとUターン就職を決めた。
施設見学をした際、担当者が仕事について熱く語る姿に惹かれて尾道さつき会を志望。
入社して驚いたのが、職員一人ひとりの意識の高さ。
常に利用者に丁寧に接するという姿勢は代々引き継がれ、村上さんもその伝統を崩すまいと後輩指導にあたっている。
利用者が通いで訪れるデイサービス、宿泊のあるショートステイ、利用者宅への訪問サービスと複数の業務に従事する日々。
毎日異なる仕事に最初は戸惑いもあったが、今は利用者それぞれに合ったサービスを提供できることが、村上さんのやりがいにもつながっている。
職員同士の情報共有、利用者家族とのコミュニケーション、ケアマネージャーや看護師からなどさまざまな視点を入れて、最適な支援ができるよう常に心がける。
資格取得のために、隣接する尾道福祉専門学校に通いやすいというのも、尾道さつき会で働く大きなメリット。
勤務シフトなど通学しやすいよう、配慮して組んでもらえる。
また、尾道さつき会では1年目からスキルアップ研修があり、介護専門の専門学校講師からスタッフそれぞれの業務に合った
介護技術を学ぶことができる。
「自分に足りないスキルや情報を得ることができたのはとてもありがたかった」とその研修効果の大きさを村上さんも実感している。
将来はケアマネジャーの資格を取得して、現場だけでなく全体をマネジメントできる管理者になりたいと夢を語ってくれた。