掲載年度 2017
一般社団法人 世羅町観光協会|職員
松浦 由依 さん (33歳)
夫の出身地の世羅町は農作物の名産地。
さまざまな種類の季節の産品が納入されるたびに、生産者の声を聞き、それを人に伝えることで、一人でも多くの人々に世羅を好きになってもらおうと努めている。
リピーターが増えているのは、その成果の表れだ。
もともと接客の仕事が好きで、道の駅世羅でも初対面の来店者との会話を楽しみながら、地域の人たちとのつながりに力を注いでいる松浦さん。
彼女が手作りした商品ポップは「商品の特徴がよく分かる」と好評だ。お客様の反応が直接聞けるので、励みになっているという。
アパレルに勤めていた時から絵を描くのが好きで、目を引きやすいように色使いなどを工夫。「悩みながらも、創作するのは楽しいですね」と松浦さん。ポップを作っている様子を見て、お客様から声を掛けられることもある。
女性パートスタッフ5名と一緒に、明るく元気な雰囲気づくりを毎日心掛けている。「ここはただ物販を行う場所ではありません。観光コンシェルジュであるスタッフが人とのつながりを大切にし、世羅を元気にする役割を担っています」と、職員全員で月に1回、イベントの企画を立てている。
例えば「高級金魚すくい」「コーヒーのおいしい淹れ方教室」「ドライフラワーを使ったハーバリウム教室」などは人気を博した。こうしたイベントを目当てに県外からも多くの人が訪れる。
今後もスタッフ一人ひとりの感性を生かしながら、地域の交流スポットとしての役目を果たしていきたいと意欲を燃やす。