掲載年度 2025
店づくりでまちづくり。地域から日本を元気に。
有限会社いっとく

人を育てることと尾道の地域活性化に、強い想いのある会社
1994年創業の有限会社いっとくは、広島県尾道市と福山市に居酒屋、バル、食堂、ラーメン店、カフェ、スイーツ専門店、テイクアウト専門店、ゲストハウス、レンタルスペースなど個性豊かな21店舗を経営する会社。「地域から日本を元気に」という旗印のもと、空き店舗の再生活用や後継者不在店の継承を行い、狭いエリアで地域に密着した超ドミナント経営(地域集中出店戦略)を行っている。
尾道からスタートした同社の根底にあるのが、「尾道を元気にしたい」という地域活性化への想い。同時に人材育成にも注力しており、社員の個性や能力、将来性を考え、希望に応じた店舗へと配属。未経験者は接客・販売担当からのスタートだが、経験者は店長に抜擢され、店の仕入れから料理内容、業態変更まで自由に采配を振るうことができる。
だからこそ、いっとくが運営する店舗はどれも個性的だ。尾道の街に馴染むレトロな佇まいを残しつつ、日本各地から集まる社員が出身地の食文化を店に注入。観光客だけでなく地元民からも愛され、両者が店内で交流する環境を生み出している。まさに店を起点に地域を元気にしている会社なのだ。
また驚きなのが、同社から独立開業した社員の多くが尾道で店を開いていることだ。共存共栄で地域を盛り上げようという同社の姿勢は、地域活性化や起業に関心がある全国の若者を集め、近年の尾道の活性化に貢献している。
尾道からスタートした同社の根底にあるのが、「尾道を元気にしたい」という地域活性化への想い。同時に人材育成にも注力しており、社員の個性や能力、将来性を考え、希望に応じた店舗へと配属。未経験者は接客・販売担当からのスタートだが、経験者は店長に抜擢され、店の仕入れから料理内容、業態変更まで自由に采配を振るうことができる。
だからこそ、いっとくが運営する店舗はどれも個性的だ。尾道の街に馴染むレトロな佇まいを残しつつ、日本各地から集まる社員が出身地の食文化を店に注入。観光客だけでなく地元民からも愛され、両者が店内で交流する環境を生み出している。まさに店を起点に地域を元気にしている会社なのだ。
また驚きなのが、同社から独立開業した社員の多くが尾道で店を開いていることだ。共存共栄で地域を盛り上げようという同社の姿勢は、地域活性化や起業に関心がある全国の若者を集め、近年の尾道の活性化に貢献している。
挑戦を歓迎。「尾道でこんな店をやってみたい」が叶う環境
いっとくが運営する居酒屋「出汁と酢。」で店長を務める中西瑞樹さんは、石川県七尾市出身。富山の大学で経営学を学び飲食の世界へ。北陸で独立開業するつもりが、旅行で訪れた尾道に一目惚れ。「尾道で店を出したい」と移住を決意した。その後も尾道を再訪する中で「出汁と酢。」が足繁く通う気に入りの店に。前店長からいっとくの存在を教えられ、彼が別の店に移るのを機に入社。店長を引き継ぎ現在に至る。
「出汁と酢。」は、古いタバコ屋をリノベーションした店内で、440年の歴史を誇る尾道造酢の醸造酢を使った料理を提供する店。この基本コンセプトはそのままに、中西さんは北陸の酒や食材、私物であるアンティークの器や家具を取り入れ店を深化させていった。「今の目標は3年後に尾道で自分の店を持つこと。そのための経験を自由に積ませてくれるこの会社に、とても感謝しています」
<インターンシップについて>
短期インターン制度があり、いっとくが運営するゲストハウスで1週間滞在しながら、いっとくの店舗で4日間×5時間程度の職場体験が可能。また3日間は自由行動ができる。
「僕もこのインターンを活用し、滞在中に住む場所を決めて移住しました(笑)。『いっとくに就職するかわからないけれど移住を検討している』という人でも活用いただけるので、ぜひホームページから応募してください」
「出汁と酢。」は、古いタバコ屋をリノベーションした店内で、440年の歴史を誇る尾道造酢の醸造酢を使った料理を提供する店。この基本コンセプトはそのままに、中西さんは北陸の酒や食材、私物であるアンティークの器や家具を取り入れ店を深化させていった。「今の目標は3年後に尾道で自分の店を持つこと。そのための経験を自由に積ませてくれるこの会社に、とても感謝しています」
<インターンシップについて>
短期インターン制度があり、いっとくが運営するゲストハウスで1週間滞在しながら、いっとくの店舗で4日間×5時間程度の職場体験が可能。また3日間は自由行動ができる。
「僕もこのインターンを活用し、滞在中に住む場所を決めて移住しました(笑)。『いっとくに就職するかわからないけれど移住を検討している』という人でも活用いただけるので、ぜひホームページから応募してください」
POINT
全国各地から人が集まる、 移住者大歓迎企業
- 尾道・福山で21店舗を運営
今後もさまざまな業態での出店を計画 - 社員の「やりたい」が店の業態や出店につながる
「人材優先」の経営方針 - 人材育成による地域活性化実現で
ホワイト企業大賞「地域密着経営賞」受賞

移住者の同僚が多く、一緒に働くことで自分の世界が広がる
- 尾道渡し場 たまがんぞう ホール担当
- 箱崎 ひなのさん
広島県尾道市因島町出身。高校卒業後、尾道・福山を中心に飲食店などを運営するいっとくに就職。尾道水道を見下ろす居酒屋「尾道渡し場 たまがんぞう」に勤務。
インタビュー