福山熱煉工業株式会社 | びんごライフ

《掲載年度 2022》

びんごが誇る金属の総合熱処理企業

福山熱煉工業株式会社

金属の特性を引き出し独自の加工技術で　　強くする

創業から金属の熱処理一筋に取り組み、その歴史は50年を超える。
自動車や航空機、農業・工作・建設機械、土木資材など、あらゆる分野で使われている金属部品に加工を施し、安全性・耐久性・品質を高める多くの技術を有する。
金属部品それぞれに、求められる特性は様々。
硬度や耐摩耗性、しなやかさや粘り強さなど、要求される規格に合わせた状態に仕上げる。
他社で製造された金属製品に、最大限のパフォーマンスを発揮させる加工を行う技術には定評がある。
数多の処理方法の中で、特に岡山工場では加熱保持中に炭素を表面に入れて急冷し、金属組織を変化させ、強度や粘り強さを高める『浸炭焼き入れ』、鋼材や各種部品形成前の素材に対して金属の硬さや組織の均一化・調整を行う『焼き入れ焼き戻し』（調質）、『焼きなまし』や『焼きならし』などに特化した事業を展開している。
また、一部金属熱処理事業から派生した『塗装』、『研磨』を行う部署も運営している。
独自技術の向上・発展だけにとどまらず、日本で初めて全自動による生産ラインを稼働させ、大量生産を可能にした。
技能資格者も多く、大手企業からの信頼も厚い。
金属熱処理の分野では独自のポジションを確立し、日々人々の生活の発展に寄与している。

多業種と密接な関わりが　あるからこそ広がる　　活躍の場

「高卒で入社し、熱処理って何？っていうところからのスタートでした。周りは30～60代のベテランばかりで、仕事に慣れるまではとても大変でした。」と今田係長。
社員もパートも多くの人は熱処理を知らないまま入社するため、教育体制は充実。
ひとつずつ段階を踏みながら、技術を習得していくことができる。
本人の適正を見極めその能力を伸ばせる職場づくりがされており、やる気次第でいくらでも活躍できる環境だ。
金属部品を取り扱うあらゆる業界と密接なつながりがあるため、ビジネスの現場がどう動いているのかをダイレクトに感じられるのもこの会社の魅力。
自動車業界の動向、農業機械から見えてくる世界の潮流など、経営的な観点からの学びも大きい。
技術者としてプロフェッショナルを目指すも良し、グローバルな視点を持って大きな仕事にチャレンジするも良しと、さまざまな道が用意されている。

「岡山工場のある笠岡市はとても子育て支援が充実しています。中学生までは医療費が無料、幼児保育料も無償化など、本当に助かります。U・Iターン先として笠岡市はすごくオススメなので、ぜひ一緒にここで働きましょう！」と熱く語った。

＜インターンシップについて＞
工場見学は随時受付。まずは本社へ相談を。

高い技術力と高度な設備で、　　あらゆる分野の金属部品の性能を高める