Company

びんごの会社

掲載年度 2025

世羅の果物と野菜、プラス燻製で、ここにしかない「美味しい」を

ガーデンテラスキミ

世羅町の食の美味しさを観光客に伝えることで、生産者の想いに応える
標高350〜400メートルの風光明媚な高原でのドライブや観光に多くの人が訪れる世羅町。ここはフルーツや野菜、米などの農作物の一大生産地であり、観光農園や、農作物の製品加工や販売を手がける事業者による6次産業化が進んでいることでも知られる。

ガーデンテラスキミも、6次産業で世羅町の地域活性化に貢献したいと考えた、地元出身の兄妹が始めたカフェ。さまざまな飲食業界を経験してきた兄がスイーツを担当し、学校給食の仕事をしてきた妹と共にジェラートや燻製の販売店を2018年4月にオープン。2024年3月に現在の店に移転し、カフェ部門を拡大した。

手作りが自慢のガーデンテラスキミのメニュー開発の基本は、生産者から持ち込まれる農産物だ。店を信頼し「うちの野菜や果物、米を使って」とやってくる生産者の地域愛に、美味しい商品開発で応えるのが矜持。出荷が難しいB級品もジェラートや料理にすれば味はSランク。観光客に世羅の食の美味しさを伝え、ファンを作りたいと兄妹は考えている。

そのため店では、期間限定のスイーツバイキング(春・秋)やビアガーデン(夏)も開催。スイーツバイキングでは、世羅大豊農園の梨、ぶどう、すもも、さつまいもから、近隣産の高級いちご、瀬戸田のレモンや柑橘類、幻と呼ばれる高野りんごまで、新鮮な旬のフルーツを贅沢に使ったジェラートやケーキが食べ放題。これを楽しみに毎回訪れる常連も多い。
自分の得意や想いを、活かすことができる環境がある
ガーデンテラスキミの看板に描かれた2人こそ、店のオーナーでありスイーツ担当の西川知之さんと、妹であり燻製担当の合田紀弥枝さんだ。2人とも社会人になって一度世羅を離れたUターン組。「帰ってきた世羅は未開拓の宝の山。この宝をどうにかしたくて」と西川さんは振り返る。

ここでしか食べれないものをと、人気のライスバーガーやパスタに使う素材は野菜、卵、米をはじめほぼ世羅産。紀弥枝さん手作りの燻製もたっぷり使われている。移転後の現在は、料理長が加わり日替わりセットなどフードメニューが充実。梨カレーなど、地元フルーツを使った期間限定メニューも好評だ。

ガーデンテラスキミではさらに今後、お土産品の開発やネット通販に力を入れたいと計画している。兄妹の得意を活かして生まれた店だからこそ、製菓や調理、または接客や販売での経験や得意を持つ人が加わることで、さらに店が発展すると期待している。

「私たちの想いに共感していただければ未経験でも構いません。一緒に商品開発や店の運営をしてみたいと思う元気な方と一緒に働きたいですね。私たちが苦手なSNSの発信が得意だとなお嬉しい!」と紀弥枝さん。

地域おこしに関心がある人にとってもこの店は、学べることが多いはずだ。

<インターンシップについて>
実績はないが、やる気のある人の応募を歓迎。宿泊交通費は実費だが、世羅町の空き家やゲストハウス等の紹介が可能。

POINT

世羅の食の魅力を広くアピール

01
世羅の観光農園に隣接
観光客と近隣町からの常連が多いカフェ
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世羅町の生産物を活かしたメニューが好評
今後はお土産品を開発予定
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6次産業化による地域おこしに
積極的に貢献している店
ONもOFFも充実

びんごWORKER

世羅のフルーツを使ったメニューで、観光客の話題を集める

料理長
大和 敬さん
広島県庄原市出身。調理師専門学校卒業後、冠婚葬祭施設や宿泊施設などでさまざまな飲食提供に携わる。2024年2月よりガーデンテラスキミへ。
インタビュー
世羅町
ガーデンテラスキミ
燻製サンド、燻製バーガー、ケーキ、ジェラートなど、全て手作りが売りのカフェ
〒722-1621 広島県世羅郡世羅町京丸10804
TEL:0847-27-0799
FAX:
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主要商品・施設・サービス
燻製サンド、燻製バーガー、ケーキ、ジェラートなど、全て手作りが売りのカフェ
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