Company

びんごの会社

掲載年度 2025

豊かな埋蔵量の鉱山を所有し、石灰石製品の製造・販売事業を展開

株式会社カルファイン

石灰石の採掘から製品製造まで行う資源産業メーカー
岡山県高梁市に本社を構える株式会社カルファイン。石灰石製品の製造・販売事業を展開する同社の重要拠点が、金平工場(広島県神石高原町)と山宝工場(岡山県高梁市)だ。いずれも圧倒的な埋蔵量を誇る石灰石鉱山に併設。原料の採掘から製造まで一社で手がけることができる。

資源産業メーカーであるカルファインの最大の強みが、無尽蔵と言える埋蔵量だ。金平と山宝の両鉱山を合わせて100億トン以上の埋蔵量は、年間採掘量が35〜40万トンであることを踏まえても、資源枯渇の心配がない。

また同社創業の地でもある金平工場の石灰石鉱山は、国内トップクラスの品質。低品質の石灰石はコンクリートなどの建材によく用いられるが、金平工場の石灰石から製造された重質炭酸カルシウムや寒水石は、高級紙の製造からゴム製品、自動車部品、人工大理石などに用いられ、さらには食品・医薬品にも需要を広げている。同社の石灰石は、可能性を秘めた素材として世界中の製造業界から熱い視線を集めているのだ。

その誇りを胸にカルファインでは、採掘作業を担う重機オペレーターから、取引先のニーズに応じた石灰石製品への加工を担う工場オペレーターや品質管理・設備管理担当者までが、意欲を持って働いている。
安全・快適な採掘現場をはじめ、労働環境や福利厚生の改善に力を入れる
金平工場の採掘現場は、昭和30年より掘り進めた石灰石鉱山。坑内は大理石のトンネルのような美しさで、大型の柱状の空間を残すことで坑内の天井を支える、安全性の高い採掘が行われている。坑道の全長は現在約2.8キロメートル。緩やかな坂道を地下約250メートルへ下ったところが最新の採掘現場だ。

入社より15年、金平工場の採掘を担ってきたチームリーダーの田村直也さんは「坑内は通年13〜16℃と過ごしやすい気温で、湿度も高く冬場乾燥に悩むこともありません。デニムの作業着なんですが、汗をかかずに作業できますよ」と笑顔で語る。なお同社では3年前に制服・作業着を一新。部署ごとに色や素材が異なるデザインが社員にも好評だ。


また採掘現場では、重機オペレーターとして、ブレーカー、ジャンボドリル、ホイールローダー、ダンプカーなどさまざまな車両を乗りこなすことにやりがいを感じる社員が多い。運転免許さえあれば、ベテラン・中堅社員の指導で操作をしっかり学べるので安心。ゆくゆくは発破作業も任せられることとなる。

「私は鉱山の地下世界にロマンを感じて入社したのですが、経験を重ねるごとに自分の採掘スタイルが磨かれて、結果につながることにやりがいを感じています。毎日が工夫の連続で楽しいです」

同社では、Uターンの社員が責任者へと成長した事例など、Uターン・Iターン雇用の実績があり受け皿が整っている。「社員寮が岡山にあり、給与アップ・勤務体系の改善のほか、機械・設備の更新・熱中症対策など労働環境や設備面の改善にも会社が力を入れてくれています。社員が増えれば新坑道の開発にも取り組めるので、興味のある人はぜひ応募してみてください!」

<インターンシップについて>
実績はないが、今後は希望に応じて対応を検討している。

POINT

鉱山というロマンある環境で 製造業を支える資源を提供

01
埋蔵量豊富で質の高い資源が眠る鉱山を所有
01
原石採掘から併設工場での加工までワンストップ対応
01
社員寮あり。近年福利厚生面の充実や
労働環境や設備面の改善に力を入れている
ONもOFFも充実

びんごWORKER

異音から故障を察知。点検や修理で工場の稼働を守る

金平工場・設備保全チーム
藤井 直哉さん
令和5年6月に入社し、工場の電気関連の設備保全担当者として目下修行中。実家の福山市から神石高原町に引越しして金平工場へ通勤。職人をめざす有望な若者。
インタビュー
神石高原町
株式会社カルファイン
石灰石製品製造販売 (金平工場)重質炭酸カルシウム、表面処理重質炭酸カルシウム、寒水石(山宝工場)生石灰、消石灰、砕石
〒720-1701 広島県神石郡神石高原町有木513-9
TEL:08478-4-2311(代)
FAX:08478-4-2318
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創業
昭和30年1月18日
資本金
3,000万円
従業員数
68名(令和7年4月1日現在)
主要商品・施設・サービス
石灰石製品製造販売 (金平工場)重質炭酸カルシウム、表面処理重質炭酸カルシウム、寒水石(山宝工場)生石灰、消石灰、砕石
その他の働き方
  • Be a Farmer
  • びんご看護ネット