掲載年度 2023
山陽建設株式会社|土木統括部 工事課
宇佐美 貴也 さん (30歳)
自分の専門を生かして広島県内で働きたいと、いくつかの土木関連の会社を調べている中、山陽建設の会社説明会に参加。
陸上土木だけでなく、港湾土木も手がけていることにとても魅力を感じた。
説明を受けた当時の土木部次長の人柄にも惹かれ、しっかりと指導を受けながら、さまざまな現場で経験を積み、ステップアップしていけそうだと確信。
会社見学で初めて三原市を訪れ、落ち着いて暮らせそうだなと、何の不安もなく入社を決めた。
一緒に仕事をしてみたいと思っていた土木部次長にも入社時にはたくさん声をかけてもらい、土木工事の現場施行管理に携わり10年目を迎える。
いま手がけている三原市内の道路拡張工事で初めて所長を任された。
現場の全体を管理し、責任を負う。
3人で専任チームを組み、先輩もサポートに入ってくれているが、自分に所長が務まるのかと、任された喜びよりも不安の方が大きかった。
施工管理は安全・品質・工程・原価管理が仕事。
土木工事にはやってみなければ状況が分からない、不確定要素がどうしても含まれる。
工程や品質管理は今までの経験で対応できるが、予算管理の難しさを痛感している。
仕様書などを読み込みさらに知識を深め、自分より年上の下請け担当や行政の担当者ともしっかりと協議できるようになることが目標。
工事は事故もケガもなく進んでおり、1ヶ月後には終了予定だ。
災害時には、土木建設会社に一番に災害対応要請がかかる。
西日本豪雨災害時には安芸バイパスの工事に従事しており、現場周辺の復旧作業もしながら道路工事も進めた。
とにかく忙しく、三原に家族を残して何日も帰れない時もあった大変な現場だったが、開通した道を車で走った時の達成感と喜びは今も忘れられない。
これからも経験を積み重ね、一人で現場を任せてもらえる所長になりたいと真摯に話した。