挑戦できることがやりがいに
「空の分野に関わる仕事に就きたい」という夢を持ち、大学では航空宇宙工学科へ進学した片山康博さん。就職活動をする中で出合ったのが、ホビー用・産業用ヘリコプター、プラスチック製品を作る府中市のヒロボーだった。
「当時、開発中の送電線無人巡視ヘリコプター『SKYSURVEYOR』を見た時に、自分の思いと合致したんです。人の役に立ちたい、人を助ける仕事がしたいと考えていましたから」。ホビー用ヘリコプターでシェア世界一を誇ったヒロボーが、産業用ヘリコプターの開発へとシフトチェンジを始めた頃だった。
入社以来、産業用ヘリコプターの開発やプラスチック製品の営業など、さまざまな仕事を経験し、キャリアを重ねた片山さん。現在はスカイ事業部の企画係長として、産業用ヘリコプターの実用化に向け全国を飛び回る毎日だ。「誰も正解を知らない新規事業を企画する中で模索の連続ですが、大変だからこそやりがいがあります」。片山さんが夢を追い続けることができるのは会社の社風も大きい。「提案に対して、否定せずに挑戦させてくれる風土があるんです。夢が広がり楽しいですね」とキラキラした目で話す。