掲載年度 2022
株式会社クリーンサービス・イバラ|
角山 陽香 さん (33歳)
専門学校を卒業後、絵を描いて食べていきたいという自分の夢を追ったが、理想と現実のギャップに行き詰まりを感じ、地元にUターンした。
介護業界で働く友人やクリーンサービス・イバラのグループ会社の斎場で働く兄の姿を見て、自分ももっと人の暮らしに密接に関わる仕事がしたいと方向転換。
生活に不可欠なインフラを支える仕事ができるクリーンサービス・イバラへ職場見学へ。
兄からイラストを描ける人を探しているとも聞いていたため、絵を描く仕事もできるかもと期待していた。
訪れた際、社長から「特技を生かして仕事をして欲しい」と言われ、入社を決めた。
会社のキャラクターデザイン、学生に配布する企業説明資料のイラスト制作など、絵の才能は遺憾無く発揮されている。
主な業務は井原市内の浄化槽の点検。
1日15~20件、担当しているエリアの家庭や会社を回り、水質チェックや設置装置に不具合がないかなどを確認する。
人見知りで、始めた頃は訪問先での会話がとても苦手だったが、顧客とも徐々に打ち解け、経験を重ねることで浄化槽の状態説明もうまくできるようになり、自身の成長を実感している。
「賑やかで、和気あいあいとしていて、とても馴染みやすい職場でした。分からないことを質問すると、周りにいる先輩みんなが答えてくれます。いろんな事例、対処方法、気をつけるポイントなど、幅広く短時間で教えてもらえるので、いつも本当に助けられています」と角山さん。
浄化槽のエキスパートとして、かっこよく働く女性になることが目標だ。
先輩たちと同じような熱量で仕事について語れるようになりたいと、常に学ぶ姿勢は崩さない。
「浄化槽の維持管理は世界の水環境にもつながる、とても大切な仕事」と語る表情は、誇りに満ち溢れていた。