掲載年度 2021
株式会社ニチマン|技術開発部
松田 ひなた さん (23歳)
理学部生には化学メーカーや製薬会社などの求人が多い中、アパレル業界からの募集はひときわ目を引いた。
理系出身の自分がアパレル業界へ就職できるという、想像もしていなかったチャンスに強く心を惹かれ、会社説明会に参加。
SPINGLE MOVEのスニーカーを見て「私もこんなスタイリッシュな靴をつくる仕事に携わりたい!」と入社を決めた。
現在はスニーカーの土台となるゴムソール部分の検査や試験を繰り返し、品質の管理と向上に励む日々だ。
ゴム材からできているソールの品質管理には、ゴムに関する知識が不可欠だ。
会社にある専門書を読み込み、知識を深めている。
「自分の専門外のことをたくさん覚えるのは大変ではありますが、それ以上に新しい知識がどんどん増えていくことがとても楽しいです」と明るい笑顔で話す。
困ったことがあると先輩がすぐに声をかけてくれ、あたたかく恵まれた職場環境。
入社1年目は分からないことはすぐに先輩に聞いていたが、後輩ができた2年目の今は、自分で考えながら問題を解決していけるよう心がけている。
長年ゴム材を扱ってきた会社のノウハウを吸収し、事業に貢献できる人材になるのが目標だ。
ここには、耐久性や摩耗性、歩きやすさを向上させる新ソールの研究開発をイチからできる環境が整っている。
若手でもアイデアや意見を言いやすい環境なのでやりがいも大きい。
カッコいい新商品を一番に試し履きできるという、この仕事ならではのお楽しみもある。
「いまは品質の管理がメインの仕事ですが、試験や検査の経験をたくさん積んで、商品開発業務に関わっていけるよう取り組んでいきたい」と松田さんの挑戦はこれからも続く。