掲載年度 2021
株式会社QOLサービス|ありがとう脳疾患リハビリデイサービス 管理者
末永 啓 さん (33歳)
明るい室内、制服のない自由な雰囲気、楽しそうに談笑するスタッフや利用者。介護施設にありがちな光景や空気を感じることが全くなかった。
職場見学に訪れて、介護職に抱いていた先入観は大きく覆され、「ここなら楽しく、気持ちよく働ける!」と入社を決めた。
長期のリフレッシュ休暇や年3回の賞与、社宅完備など、福利厚生が充実していたのも大きな魅力だった。
グループ内のデイサービス・グループホーム・ショートステイ施設での経験を経て、今は脳疾患に特化したデイサービスでマネジメント業務を行っている。
利用者の意欲や自主性を高めるケアプログラム策定には、きめ細やかな聞き取りが欠かせない。
「介護ケアにおいて、変化に敏感に気づく力はとても大切です。利用者さんとの関わりで培ったその力は、スタッフマネジメントにもとても生かされています」と末永さん。
管理職としてのデスクワークを多くこなす中でも、常にスタッフの表情や隣室のリハビリルームから聞こえてくる会話や声のトーンにも注意を払う。
「困ってはいないか」「嫌な思いをしていないか」些細な変化も見逃さず、サポートするのも重要な仕事。
スタッフからの提案や意見を尊重し、働きやすい職場づくりに日々努めている。
他のデイサービスと違い、脳疾患に特化して専門的なケアができるのがこの施設の魅力。
それぞれの症状・段階に合わせた細やかな訓練や支援ができるので、間近で利用者の自律や回復を感じ取れることがスタッフの大きなやりがいにもつながっている。
利用者の自律意欲を高められるよう、スタッフがそれぞれに声掛けをしていくチームでの支援体制も盤石だ。
「まだまだアイデアレベルですが、利用者さんの買い物や旅行時の介助など、人生をより豊かにする手助けとなるサービスを何かカタチにしていけたらと思っています」と真摯に語った。