掲載年度 2016
まるか食品株式会社|営業部
倉谷 慎也 さん (25歳)
文学や映画の町、坂の町として、多くの観光客に愛される尾道市。
就職を機にこの町に戻ってきた倉谷さんは、平日は地元企業の営業社員として、休日は野球チームのコーチとして活躍中だ。
野球一筋の少年時代を送ったという倉谷慎也さん。高校は尾道市のとなり、三原市の強豪校に。その後は、指定校推薦を利用して神戸市の大学に進んだ。就職でUターンした理由のひとつは、中学生の時に所属していたクラブチームの監督から、コーチの依頼が舞い込んだため。「自分を育ててもらった故郷に、恩返ししたいと思ったんです」と語る。
実家は鮮魚店。同じ海産物を原材料に使う食品メーカー「まるか食品」に親近感を抱き、営業志望で入社した。「現在の仕事は問屋へのルート営業。担当エリアは北陸や近畿で、1週間のスケジュールを組んで、クルマで訪問しています」と話す。ハードそうな印象だが、「旅行気分を味わえてけっこう楽しいです。それに"イカ天瀬戸内れもん味"の爆発的ヒットで当社の知名度がぐんとアップ。お客様との商談を進めやすくなりました」と笑みがこぼれる。
そんな倉谷さんが、仕事上もっとも意識しているのがスピード感。お客様から頼まれたことはすぐに実行し、これまで以上の信頼関係を構築する。「まるか食品」の目標は次なるヒット商品の開発。そのためにもフットワーク軽く動き、アンテナを張り続ける。