掲載年度 2018
社会福祉法人みつば会|相談支援専門員
柳川 美里 さん (30歳)
高校2年の夏休みに、それまで暮らしていた大阪から母親の地元である世羅町へ転入。
「人の役に立つ仕事をしたい」という思いから、東北の福祉系大学に進学し、
縁あって社会福祉法人みつば会へ就職、世羅町に戻った。
入職してしばらくの間は利用者の支援に携わり、5年目からは現在の相談支援専門員を務めている。
日々働く中で一番強く自覚したことは、利用者との関わりがタイムテーブル通りにはいかないということ。
臨機応変の対応が求められるという点だ。
やりがいを感じるのは、利用者の笑顔が見られたり、成長が感じられたりした時だという。
そのために、自宅で暮らしたいと願う人へのヘルパーによる家事支援の導入や、働きたい人のスキル習得や
就職支援をしてくれる機関との連携など、障がい者が地域で生活するにあたって必要なサポートが得られるように
サービスの利用調整を行っている。
「利用者が前向きになり、意欲的になるとうれしいですね」。
そのほか、障がいに関する理解の促進や普及・啓発のための講演会、
障がいのある子どもの親御さんを対象にした勉強会などの企画も担当している。
最近では高齢者が増えてきたことから、ケアマネージャーとの連携も強めている。
「障がい者が地域で安心して暮らせるように、障がい者・地域住民・企業のつながりをもっと深めていきたい」と思い、
2018年にはケアマネージャーの資格を取得。
2019年には保育士の資格も取得したいと意気込む。
ますますスキルアップした柳川さんへの期待は、さらに大きくなりそうだ。