掲載年度 2025
有限会社いっとく|尾道渡し場 たまがんぞう ホール担当
箱崎 ひなの さん (19歳)
生まれも育ちも瀬戸内海に浮かぶ因島。地元が大好きで、尾道を拠点とする有限会社いっとくに就職。今も因島の実家から車でしまなみ街道を渡り通勤している。就職先にいっとくを選んだのは、さまざまなことに自由に挑戦できる会社だったから。ネイルや髪の色も…調理や製造担当の場合はもちろんNGだが、接客担当であれば自由。そんな大らかな社風にも惹かれた。
尾道・福山を中心に20軒以上の飲食店や菓子店、ゲストハウスなどを運営する同社で働く社員は、将来の店長候補生。もちろん箱崎さんの目標も店長になること。そのために「尾道渡し場 たまがんぞう」だけでなく、他の店舗の仕事も手伝いながら店舗運営のノウハウを学んでいるところだ。
接客を担当する箱崎さんのファンも多い。
地元が大好きで、尾道を拠点とする有限会社いっとくに就職。
箱崎さんが働く「尾道渡し場 たまがんぞう」は、尾道に面する瀬戸内海の海峡・尾道水道に面する居酒屋。レトロビルをリノベーションした尾道らしさを感じられる店だ。なお「たまがんぞう」とはヒラメの名前。店で使われる皿もこの名にちなみ、ヒラメを模したものが使われている。
地域がら観光客も多いが、地元企業が宴会などに使うことも多く、接客を担当する箱崎さんのファンも多い。いっとくでは社員がその月に一番頑張った人を投票する月間MVP制度があるのだが、箱崎さんは入社1年で何度もトップとなり、年間MVPにも輝いた。いっとくの理念は「全てお客様のために」。箱崎さんも常に、お客にどう喜んでもらえるかということを常に考えながら働いている。
「この会社の社風は、先輩ともあだ名で呼び合うぐらいアットホーム。私のように地元出身の人もいますが、社員の多くは熊本や大分から福島や青森までと幅広い地域からの移住組。地元が大好きなことは変わらないけれど、みんなの話を聞くうちに行ってみたい県が増えました」。尾道で働きながら世界が広がっている箱崎さんだ。